南高尾山稜(南高尾山嶺)や周辺に自生している植物です

南高尾山嶺(春の植物・樹木)

ウラシマソウ

浦島太郎が釣り糸を垂れている姿

RIMG1400.JPG山野の林内や林縁に生える。地下の球茎から、長くて太い葉柄のある葉が伸び、高さ40〜50cmになる。葉が11〜17枚に分かれる鳥足状複葉。花は雌雄異株で、紫褐色の大きな苞葉(仏炎苞)に包まれている。
小さな花が集まった花序(かじょ)になり、花序の先の付属体が釣り糸のように長く伸びて苞葉の外へ垂れ下がったものを浦島太郎の釣り糸を見立てて、この名前がつけられた。
果実は球形で赤く、多数集まってつく。若い株は雄花、大きくなると雌花を咲かせる。

学名 Arisaema thunbergii spp.urashima
科名 サトイモ科
属名 テンナンショウ属
花期 3月〜5月
分布 北海道、本州、四国、九州
有毒部分 全草、特に球茎や果実
毒性 トウモロコシ状の果実は熟すと赤くなり、食べられそうに見えるが有毒なので、特に子供の誤食には要注意。誤食すると、口唇や口内が腫れて痛む。球根も有毒だが、生薬の「天南星」として利用。
間違えやすい植物  芽生えはウドと、果実はトウモロコシと間違えやすい
毒性成分  シュウ酸カルシュウムの針状結晶
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